中曽根裁定とは
1987年10月31日、自民党の総裁の中曽根康弘氏が、次期総裁者として竹下登氏を指名したことを指す。
概要
ポスト中曽根をめぐり、竹下登氏(幹事長|経世会会長)、安倍晋太郎氏(総務会長)、宮沢喜一氏(大蔵大臣)の3人が出馬。
角福戦争の様な熾烈な権力争いは、党内に亀裂を招くので避けようとしたことから、まずは3人で話し合いをして一本化しようと試みた。
しかし、話し合いでは決着が付かず、3人は判断を中曽根総理に一任しよう!ということになった。
中曽根氏は、熟慮の結果、総裁候補者として竹下登氏をあてることに決定した。
これが、中曽根裁定。
結局、激しい戦いにはならず、本選挙も行われずに、竹下登氏が次期総裁に選ばれました。
参考資料:Wikipedia、テレビ番組